大きく4つに分けられる

定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービスとは

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定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービス内容

定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービス内容

まず一つ目が定期巡回サービスです。利用者の自宅を訪問看護員が巡回します。1回の訪問での滞在時間は20分ほどで、1日に3~6回訪問し、食事や排泄介助などの生活援助を行います。利用者によっては安否確認、健康チェック、見守りのみなどサービス内容は異なります。
次に随時対応です。定期巡回以外で緊急対応が必要になったらオペレーションセンターで対応します。ケアコールという機器が利用者に提供されており、それを通してオペレーターと連絡が取れるようになっています。オペレーターは状況に応じて適切なサービスを手配します。
オペレーターから要請を受けて行うのが随時訪問サービスです。利用者の安否を確認し、状況に応じて対応を行います。
最後に訪問看護です。訪問看護師が訪問して医療的な措置や診療の補助を行います。医師の指示による服薬の管理やインスリン投与などを行います。

具体的な利用事例

退院して生活環境を整えるために利用する場合があります。入院で筋力が衰え要介護状態となった利用者が、定期的な訪問で生活リズムが整い入院前の状態まで回復した例もあります。退院後の家族への負担軽減や、次に入院した時の退院が困難になるのを防ぐ効果もあります。
定期的な服薬管理やインスリン投与、注射の確認や記録、見守りなどのために利用される人もいます。
就寝前の短時間だけ排泄介助を受けている人もいます。睡眠を快適に得ることができ、状態の回復、生活の安定につながります。
その他、独居高齢者の安否確認、水分補給の確認、食事をきちんと摂っており低栄養状態になっていないかの確認、認知症の人の服薬管理などです。

訪問介護との違い

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、早朝や夜間を問わず24時間訪問介護員や訪問看護師が対応してくれます。訪問介護でも対応してくれるところもありますが、対応できる事業所は少なく、緊急要件にも対応できないところがほとんどです。もし、対応してくれたとしても利用料が高くなるでしょう。定期巡回・随時対応型訪問介護看護は月額費用が固定なので安心して利用できますが、利用時間が短いと割高に感じるかもしれません。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護と訪問介護を同時に利用することはできません。両者にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、費用の問題も含めてケアマネジャーや家族と十分相談してどちらを利用するのか決めるのが良いでしょう。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護に興味がある方へ

  • どんな人が向いているか どんな人が向いているか

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護では利用者の自宅へ一人で訪問しますが、利用者を一人で担当するわけではありません。介護・看護・オペレーターなど各職種がチームで担当するためチーム間の連携がとても大切です。そのため、協調性をもってチームワークをとれる人に向いています。コミュニケーションスキルは必要ですが、利用者とのコミュニケーションは「聞き役」になれる人が良いでしょう。最も重要なのは健康で体力があることです。