従来の訪問介護との違い

訪問介護サービスとの違いとは

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定期巡回・随時対応型訪問介護看護の特徴

定期巡回・随時対応型訪問介護看護の特徴

24時間365日の体制でサービスを提供する定期巡回・随時対応型訪問介護看護の特徴としては以下のようなものがあります。
「自宅で過ごしながら、24時間365日切れ目がなく安心感を得られる」、「利用者自身のできることを増やせる」、「現状から重症化することを防ぐことができる」です。
これによって、入院や入所先から自宅での生活に戻れたり、薬の飲み忘れや飲み間違いによる体調悪化を防いだり、排泄や転倒のリスクを減らしたり、住み慣れた自宅で最期を迎えられるといったことが可能になってきます。

自宅で介護を受けられる

施設に入ると家族の負担を減らせるメリットはありますが、利用者は慣れない環境でストレスを感じることも少なくありません。定期巡回・随時対応型訪問介護看護を利用すれば自宅でも必要な介護を受けることができ、安心して過ごすことができるでしょう。
また、定期巡回・随時対応型訪問介護看護は月額費用が固定なので予算も検討しやすいです。従来の訪問介護では要介護度が上がると費用も上がりますが、定期巡回・随時対応型訪問介護看護では介護度や利用頻度が上がっても費用は変わりません。経済的なメリットも大きいのではないでしょうか。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護のデメリット

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、他の訪問介護サービスとの併用ができないため、選択肢が限られてしまう点がネックになるかもしれません。他の訪問介護サービスを利用する場合は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護をやめなければなりません。現在、訪問介護サービスを利用していて定期巡回・随時対応型訪問介護看護に変更する場合は、担当者が変わるのでいままで良好な関係を築けていた人は不安が大きいでしょう。新しい担当者と相性が悪く良好な関係を築けない可能性があることを留意しておきましょう。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は費用が月額固定なのがメリットでもありますが、利用頻度が少ない人にとっては一回あたりの費用が割高になってしまうデメリットもあります。事前によく確認しておきましょう。

仕組みをよく理解しよう

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、サービス内容も利用時間も自由が利いて、看護師のケアも受けられるメリットが多いサービスです。しかし、従来の訪問介護と比べて事業者が少ないのが現状です。そのため、一つの施設に利用者が集中してしまうリスクがあります。そうなってしまうと円滑なサービス提供が難しくなってしまうかもしれません。
一方、定期巡回・随時対応型訪問介護看護は今後さらに普及していく可能性が大きいサービスです。2012年サービス創設以来、対応する事業所も増えていっています。医療ニーズが高い高齢者には心強いサービスなので、上手に利用するようにしましょう。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護に興味がある方へ

  • どんな人が向いているか どんな人が向いているか

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護では利用者の自宅へ一人で訪問しますが、利用者を一人で担当するわけではありません。介護・看護・オペレーターなど各職種がチームで担当するためチーム間の連携がとても大切です。そのため、協調性をもってチームワークをとれる人に向いています。コミュニケーションスキルは必要ですが、利用者とのコミュニケーションは「聞き役」になれる人が良いでしょう。最も重要なのは健康で体力があることです。