訪問介護員のよくある悩みと解決法

抱えがちな悩みとその解決法

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他のスタッフと意見が合わない

他のスタッフと意見が合わない

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は一人ではなくチームで支援していることを忘れないようにしましょう。
ヘルパーは1対1で介護することが多いので利用者が心を許しやすい存在です。そのため、普段いわないような本音を漏らすこともあるでしょう。利用者との関係が良いと、わがままや何かをお願いをされることもあるかもしれません。しかし、それにすぐに応えるかどうかはよく考えなければいけません。利用者を担当しているのは一人だけではないからです。定期巡回・随時対応型訪問介護看護ではヘルパーが訪問する時だけを見ると1対1で支援しているように見えますが、一人の利用者に対して複数のヘルパーや職員が関与して支えています。どの職員が訪問しても同じサービスを提供しなくてはなりません。利用者から何か要望や意見があってもその場で即座に自己判断せず、事業所にもちかえって検討しましょう。対応できるかどうか、スタッフ同士で話し合って決めることが大切です。

困った利用者の対応がわからない

利用者の話が長く仕事が進まない場合や、利用者のセクハラや暴言にうまく対応できない場合があります。
一人暮らしの利用者はヘルパーと話す時間を楽しみにしている人も少なくありません。気持ちがわかる分、話に付き合いたいと思うかもしれませんが、じっくり話をするのは5分以内にしましょう。それを超えたら話しながらでも仕事を進めるようにします。
セクハラ発言や暴言がある時は上司へ報告します。また、その場で毅然とした対応をすることが大切です。ストレスや病気、障害によってそうした行動が見られることもありますが、ヘルパーの対応一つで変わることもありますので、上司やベテランスタッフに相談して対応方法を検討しましょう。場合によってはケアマネジャーや家族も交えて話し合いを持つことも必要になるかもしれません。利用者とヘルパー両方が気持ちの良いサービスができるように対応しましょう。

一人で悩まない

一人で仕事をすることが多い定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、仕事中に困ったことや悩み事ができてもすぐに相談することができず悩みを抱え込んでしまう人が少なくありません。ストレスで仕事にも支障をきたすかもしれません。長く仕事を続けていくためには、悩みは上司やスタッフに相談することが大切です。できるだけ一人で抱え込むのはやめて、周りに相談したり、頼ったりするようにしましょう。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護に興味がある方へ

  • どんな人が向いているか どんな人が向いているか

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護では利用者の自宅へ一人で訪問しますが、利用者を一人で担当するわけではありません。介護・看護・オペレーターなど各職種がチームで担当するためチーム間の連携がとても大切です。そのため、協調性をもってチームワークをとれる人に向いています。コミュニケーションスキルは必要ですが、利用者とのコミュニケーションは「聞き役」になれる人が良いでしょう。最も重要なのは健康で体力があることです。